アリス・ビラボス博士によって考案された獣医学的QOL客観評価基準(0〜70点満点)を用いて、シニア期や闘病中の愛犬・愛猫の日々の尊厳と快適さを判定します。
痛みは適切に緩和されていますか? 呼吸は穏やかですか?(0 = コントロール困難な激痛 / 重度の呼吸困難、10 = 痛みなく安らかに呼吸している)
自力で食事をとれていますか?(0 = 手から与えても完全拒食、10 = 旺盛で健康的な食欲がある)
水分は十分に保たれていますか?(0 = 慢性的重度脱水 / 頻回な皮下点滴が必要、10 = 正常に水を飲み皮膚の弾力も良好)
体を清潔に保ち、排泄物で体を汚さず褥瘡(床ずれ)を防げていますか?(0 = 完全失禁 / 寝たきりで自力排泄不能、10 = 自力で排泄し毛繕いも行う)
喜びを表現し、尻尾を振る/喉を鳴らす、家族に反応しますか?(0 = 鬱状態、無反応、重度の不安、10 = 嬉しそうにスキンシップを求める)
激しい苦痛なしに自力で立ち上がり、歩いてトイレや水場に行けますか?(0 = 麻痺 / 悲鳴をあげて自力起立不能、10 = スムーズに歩行・移動可能)
苦痛の少ない穏やかな日(良い日)が、辛い日(悪い日)を上回っていますか?(0 = 毎日が持続的な苦痛 / ほぼ悪い日、10 = 穏やかで良い日が続いている)
緩和ケアにより許容範囲内(35〜55点): 許容できる生活の質を維持していますが、歩行補助や鎮痛剤の調整など獣医師による継続的な緩和サポートが必要です。
獣医学的基準値: 合計35点以上で、適切な緩和ケアのもと良好な生活の質が保たれていると判定されます。
注: このツールは愛犬・愛猫の状態変化を客観的に把握し、ご家族と獣医師が最善の判断を行うための指標として作られています。